いろんないろいろ

好奇心の赴くままに興味の持った話題について記事にしていこうと思います

HIPHOPとは。ラップとかダンスとか

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最近ラップに興味を持ちはじめ、時々一人でフリースタイルラップを練習しているイロイロです。

 

こんにちは、最近HIPHOPって流行ってますよね(流行り扱いはガチの方から怒られそう)

僕も例に漏れなく流行りのHIPHOPを聴き始めたにわか野郎です。

そのはまったきっかけがフリースタイルバトルってやつで、ラッパー同士がラップを使って口喧嘩するみたいなやつ。MCバトルって言われ方もします。

最近だと地上波でも"フリースタイルダンジョン"って番組でラッパーが口喧嘩してますよね。

 

 

そこですごい疑問に思ったことがあったんですよ。

その番組とか他のMCバトルとか見てて、タトゥーとか入れまくったガチガチのラッパーさん同士がラップで相手に悪口言うときに

『おめぇはHIPHOPじゃねぇよマザファ〇カー』

ってよく言うんですよ。

 

からしたら 「え?このガッチガチのラッパーがHIPHOPじゃないってことはHIPHOPはそんな狭き門で定義しづらいもんなの?」てなるんですよ。

 

僕的には"ロック"とか"ジャズ""POPS"みたいな音楽的ジャンル分けの一部で"HIPHOP"だと思ってましたから。

ズンチャ♪ズンチャ♪の音にラップを乗っけてればまごうことなきHIPHOPなんだと固く信じてましたから。

 

でもヒップホップにはまればはまるほどそれが違うんだなぁって思うようになりました。

それをみなさんに伝えていきたいと思います!

 

 

 

HIPHOPとは

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まずhiphopってなんぞやと。知らない人もいますよね。

 

ヒップホップ (hip hop) は、1970年代のアメリカ合衆国ニューヨークブロンクス区で、アフロ・アメリカンやカリビアン・アメリカン、ヒスパニック系の住民のコミュニティで行われていたブロックパーティから生まれた文化。

ヒップホップ - Wikipedia

はいはい、なるほどね。なんかパーティなんだね

ちなみにブロックパーティっていうのはこういうスピーカーをもちよって爆音で流しながらラップしたり踊ったりする、今でいう野外フェスみたいなノリです。

ちなみこのスピーカーの電源は街灯の電源をむりやり引っ張ってくる為、周辺の街灯はが消えて町が停電していたそうですw

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そしてhiphopは音楽ジャンルじゃなく「文化」です!

あまり知らない人もいるんじゃないかと思います。

(ロックも割と文化的な要素あるなぁそういえば・・・)

また、HIP=かっこいい HOP=跳ねる みたいな意味があるそうです。

 

HIPHOPの4大要素

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そしてヒップホップにはこの文化を形成する4つの要素があります。

それがこちら

 

・ラップ
ブレイクダンス
・グラフィティ
・DJ

 

ひとつひとつ見ていきましょう。

 

ラップ(rap)

1つめの要素であるラップですがみなさん知ってますよね。

「yo!チェケラッチョ♪」的なものですね。でもこのラップて実は奥が深いんです。

 

ラップって一定のリズムに言葉を載せていくものなんですが、ラップを構成するのには3つの要素があります。

 

"ライム(rhyme)" 

いわゆる韻です。「どうもこんばんは♪今日も温暖化♪」的な感じ。

内容はともかく、母音を合わせるということです。ライミングすることでリズムを作り出すと同時に歌詞が頭に残りやすいという効果があります。

ちなみにですが我らが日本国の国家である"君が代"も韻を踏んでる部分があります。

「千代に八千代に~」の部分、「ちよ」で韻踏んでますよこれ。熱盛ですね。

 

"フロー(flow)"

これは抑揚です。「どうもこんばんは↑↑今日も温暖化↷↷」

って感じです。これがないとどれだけ素晴らしい歌詞でもお経に聞こえますから大事です。

"リリック(lyric)"

いわゆる歌詞です。歌詞が「うんち」とか「でべそ」とかだといくら韻を踏んでも、フローが素晴らしくても駄作ですよね。これも大事ですほんと。

 

なんか難しく書きましたが一般的に想像されてるもので間違いないです。

ラップについては別でいろいろと書きたいですね。

 

関係ありませんが

「おれは東京生まれ、HIPHOP育ち、悪そうなやつは大体友達」

ってラップで歌った人はガチの輩に「おれおまえと友達じゃねーんだけど」って絡まれたらしいです。真偽は不明ですからね、あしからず!

 

ブレイクダンス

 

これは僕も詳しくは知りませんが

ブレイクダンス(breakin')はオールドスクール・ヒップホップに分類されるストリートダンスの一つ。

日本語ではブレイクと略されたり、原語のブレイキン(breakin')とも呼ばれる。B-ボーイングとも呼ばれ、このダンサーをBボーイやBガールと呼ぶ。Bボーイ、Bガールの“B”はバッド(bad 不良)やブラック(black 黒人)の“B”と認識されがちであるが、間違いである。Bボーイとはブレイクビーツで踊る人の事である。

ブレイクダンス - Wikipedia

 だそうです。B-boyってダンスする人の事言うんですね、初めて知った。。。

 

また、ブレイクダンスはギャング同士の抗争をしずめるために発展した一面もあります

いわゆるダンスのフリースタイルバトルってやつで、僕一回クラブに見に行ったことあります。マジで怖かったです。1対1でダンスしあってて、手足ブンブン振り回してダンスしてるんですけど相手の顔に当たりそうなくらい近いんですよ。時々相手の顔の前でクイックイッって手招きして挑発したり、周りの観客も「ウォーっ!」とか図太い声で煽りまくるもんだからダンサーも更に熱入っちゃって。。

まぁ抗争を抑えるために発展したもんだからそこまで熱入って当然だよな・・・って感じでした。。怖かった。。

 

▼参考動画

 

 

グラフィティ

 

スプレー缶やフェルトペンで壁に書かれてる落書きです。こんなの。

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これ日本では一般的に落書きとして認識されてますが、本場アメリカなどではアートとして認識されることもあるんですよ、知ってました?

しかも無差別に書かれてるものかと思いますが実はあれ暗黙のルールがあります 。

 

すでにあるグラフィティの上に描くには更に完成度の高い図案を作らなくてはいけない、というもので、そのルールがグラフィティの美術性を高めていきました。

また、対象は公共施設、交通機関、巨大な建物などとされ、個人商店、個人宅には描いてはいけないというもの。

 

他にもありますがここでは省略します。

この壁の落書きでアーティストとして世界中に名前が売れてる人もいるくらい文化として成り立ってます。

 

DJ

見たことありますよね。こんな感じの人

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ディスクジョッキーdisc jockey)またはDJディージェイ)とは、既存の音楽を再生機器で音を出す、またはそれを選曲、操作、指示する人物。

ディスクジョッキー - Wikipedia

 

 定義としてはこんな感じ

ただ、hiphopDJという括りで考えると、ブレイクビーツという独特な技法が生み出されたり、現在のヒップホップミュージックを形成する大切な要素として別の定義があると思います。

詳しくはまた今度

 

ヒップホップは文化として認識しないといけない

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4大要素はわかりましたよと。

じゃあ改めまして冒頭の話にもどりますが、何故「おまえはヒップホップじゃねぇ」なんて言われないといけないんでしょうか。

そのディスを受けた方は間違いなくDJが流す音にラップを乗っけていました。

 

そこで、さらにややこしくさせるhiphopの定義ですが、

hiphopは持たざる者の音楽と言われることがあります。

 

アメリカでは多種多様な人種がいることから、ヨーロッパ系の人がアフリカ系の人を差別する問題が起きていました。いわゆる白人が黒人を差別する人種差別問題です。

黒人の方たちは社会的に虐げられ経済格差などが生まれて貧困に悩む人たちも大勢いました。

そこでhiphopという文化から、ラップだけあればできるヒップホップミュージックだったり、ダンスだったりで有名になりお金持ちになる、いわゆるヒップホップドリームみたいなのがあったんですね。

なんか、下克上スタイルみたいな

そういう歴史も含めてhiphopっていうのは文化形成されてます。

 

また、不良が一般社会で成りあがる為のツールとしてヒップホップミュージックが使われたり、基本はパーティの音楽なので好きな事をしてもいいしそれがhiphopだ、っていう人もいます。

色んな歴史が絡んで文化として成り立っているんです。

 

話を戻します。

DJが鳴らす音にラップをしているどう見てもガチガチのラッパーが

なぜ「お前はhiphopじゃねぇ」って言われていたんでしょうか。

それはおそらくMCバトルをしている個々が思うhiphopが違っているからなんですね。

 

片方は「なりあがるためのhiphopだ!」

もう片方は「楽しくピースに踊れるのがhiphopだ!」

 

っていう認識の違い、hiphopに寄せる想いの違いなんだと思います。

どちらもhiphopだと思いますし、持論を突き通して最終的に認めてもらうっていう一連の流れもhiphopだと思います。

 

忘れちゃいけないのが、めちゃめちゃ熱く語ってる僕はにわか野郎ってことです。

 

まとめ

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なんども言いますが

hiphopは文化です!

最初は音楽ジャンルの一部だと思っていました。

はまればはまるほど文化的側面を見せられる感じがしますし、そこを掘っていくのも超楽しいんですよねhiphopって。

 

あと、なんか怖いお兄さんたちがやってる音楽がhiphopだと誤解されがちですが、全然そんなことない人もいます。

僕が大好きなアーティストに【PUNPEE】っているんですが全然怖そうじゃないです。

 

PUNPEE - タイムマシーンにのって (Official Music Video) - YouTube

 

各々が思うhiphopがあるんだなと

でも調べれば調べるほどhiphopの歴史は複雑です。ラップ自体はhiphopが生まれる前からあったりとか。

ややこしすぎますね。まいっちゃいました。

 

そしてこれまた関係ないですが

以前クラブにラップのイベント行った時に、怖い人たちが多すぎてバーカンから一ミリも動けませんでした。中身はいい人たちなんでしょうけど見た目は怖くてどうにもなりませんでした。ちくしょう!全員アロハシャツ着て口笛吹いてればいけたかもしれないのに。。

 

hiphopの魅力は伝わりました?

よかったら是非!

 

それではまた!!